しっくいってなんぞや。

「無添加住宅」聞いたことある!と知っていただけるようになったかなと思う今日この頃です。無添加住宅の特徴と言えば、やはり「無添加しっくい」ですよね。室内のまっ白な雰囲気が好きな方も、漆喰の効能、凄さにお気づきの方も、全く知らない方も、今一度無添加住宅のことを、ぜひ知っていただきたい。

今回は、「しっくいってなんぞや。」について、お話しします。

もともと日本の住宅の壁は、外壁も内壁も土や漆喰で塗られていました。ツルっとしたテカテカの白壁、伝統的な漆喰は、下塗り、中塗り、上塗りと、3度塗する必要がありました。

無添加住宅の漆喰の主成分は石灰岩です。石灰岩は、海底に堆積した貝殻や珊瑚(サンゴ)の死骸などが石になったもので、高温高圧のものとで大理石になります。貝も大理石も成分は同じカルシウムなのです。
漆喰ができるまで_しっくいの家_無添加住宅_調湿・消臭効果
この石灰岩を高温で焼いて、水を加えると消石灰(水酸化カルシウム)になります。これを脱水したものが漆喰のもとになります。
ここに、糸くずなどの繊維質(スサ)やぎんなん草(海藻)を混ぜて割れにくい漆喰にします。無添加住宅で使う漆喰は、この混ぜる材質や配合を独自に研究して、一度塗るだけでも充分なオリジナルの漆喰を開発しました。

漆喰は、それ自体の化学変化で固まる性質があります。内壁と天井は、吸湿、放湿性に優れ、家の中の空気を浄化してくれます。

漆喰は静電気を帯びない_無添加住宅_汚れないしっくい

漆喰は、煙草(タバコ)のヤニも付きません。また静電気が起こらないので、ほこりも寄せ付けないので、ビニールクロスのように黒ずみも起こりません。
漆喰がもし汚れたら、カッターやサンドペーパーで削ったりするだけでケアできます。年数がたって、どうしても汚れが気になるのなら、その上から補修用の漆喰を上塗りするだけできれいになります。

ビニールクロスでは得られない独特な質感もあり、弱アルカリ性なのでカビの発生も抑えます。
また、漆喰は耐火性、耐久性が高いので、日本では古くから城や土蔵に用いられてきました。ピラミッドの内壁や、古代ローマ・ギリシャの建物にも漆喰が使われていたようですが、その理由は明白でしょう。

こんなに優れた性能を持つ漆喰ですが、調合や水練りなどに手間と時間がかかるうえ、ひび割れが起きやすいという欠点がありますが、あるものを加えることでひび割れしにくい漆喰ができました。

それは、企業秘密ですが、食べられる、安全なものです。
一度塗りでもひび割れがしにくいオリジナルの漆喰をつくることができたのです。

市販されているほとんどの漆喰には、化学接着剤が混ざっています。サンプルを燃やしてみれば余計なものを含んでいるかどうかはすぐわかります。少しでも化学物質が混入していれば、燃やすと石油のような臭いがします。無添加住宅の漆喰は、化学接着剤は一切入っていませんから、石油の匂いも付いません。

サントリーニ島_ギリシャ_街並み_漆喰

漆喰に魅せられる理由の一つが、街並みに浮き上がるように輝く白壁の美しさ。白いペンキで塗った壁とは全く違います。
漆喰には水をたくさん使うので、しっかり乾くまでに時間がかかります。その間に純粋な炭酸カルシウムが結晶化して透明な方解石の結晶ができ、その結晶が太陽の光に反射して何とも言えない輝きを見せるのです。

しっくいの壁が傷んできたら、漆喰の粉を水で溶かして刷毛で上から塗って直します。これが乾けばまた石灰岩に変化し、周りと遜色なく、自然となじみキレイにできます。

ヨーロッパ各国や、中国、日本の伝統的な家はほとんど漆喰を使っています。
生石灰の色は、その国によって微妙に違うのも面白いと思います。スペインの漆喰壁はあくまでも白く、南フランスのはクリーム色、その土地の自然の色が出ています。


漆喰_塗り壁_無添加住宅_健康_安全_食べられる

無添加住宅の漆喰は、土を混ぜると浅黄色や黄土色、煤(すす)を混ぜればグレーの漆喰壁にすることもできます。

ですが、絵の具を混ぜて色をつくるのと同じで、漆喰に色を付けるということは、二度と同じ色が出せないということです。そのことを知っておくことも必要です。ですので広範囲の壁に、色を付けることはあまりオススメしません。

引用:「完全無添加住宅の作り方|2章なぜ無添加住宅をつくるようになったのか」著者 秋田憲司


柳井白壁通り_日本_伝統的な漆喰の白壁_無添加住宅

いかがでしたか。
今回は、「しっくいってなんぞや。」について、お話ししました。
無添加住宅について、まだまだ知ってほしいことがたくさんあります。それは、また別の機会に。

こちらもご覧ください。→→素材のはなし>漆喰|しっくい