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細菌は人の役に立つ

2020年4月24日|カテゴリー「企画開発部
アトピー性皮膚炎や花粉症など、何らかのアレルギーを持っている人が大変増えています。
子供のころの生活環境、つまり清潔すぎる環境が、アレルギーなどの病気を招く一つの要因になっているのではないでしょうか。

人間の身体には、無数の細菌が棲んでいます。皮膚の表面にも、口の中や鼻、目の中、おなかの中にもたくさんの細菌がいます。菌は、私たちの暮らしにとても重要な役割を果たしているようです。

今回は、「細菌は人の役に立つ」について、お話しします。

江戸時代の家_無添加住宅_家族の健康を守る

糠(ぬか)漬けは、おばあちゃんが混ぜるとおいしくなると言われています。生物学的にいうと、手のしわの間にいる乳酸菌が、糠床(ぬかどこ)を混ぜた時に入り込んで、酸っぱくておいしい旨味になるそうです。

ワインだって、昔はブドウを足で踏んでつぶしていたようです。足の裏の乳酸菌が、旨味を増してワインが美味しく仕上がるからです。今では足で踏む代わりに乳酸菌をそのまま入れて作っているようです。

菌を利用して作られる食べ物には、納豆、醤油、味噌、チーズ、ヨーグルト、キムチ、漬物、イカの塩辛、そして日本酒、ビール、ワインなど、いろいろあります。生活を見直してみると、昔から菌と共生しながら暮らしてきたようです。

不衛生で病気につながるような悪い細菌は排除しなければなりません。ですが、何でもかんでも除菌・抗菌してしまう生活が、体の抵抗力を奪い、逆に低下させているのかもしれません。(引用:化学物質を使わない、世界で一番自然に近い家)

チーズ+ヨーグルト_いい菌からできている_身体にいい_しっくいの家

いかがでしたか。
今回は、「細菌は人の役に立つ」について、お話ししました。
なんでもアルコール除菌をする日常ですが、生活に欠かせない細菌もいることを知っておくことも必要なのかもしれません。菌は不衛生だと思っていたのに、実は普通に食べていたなんて。(納豆、醤油、味噌、チーズ、ヨーグルト、キムチ、漬物、イカの塩辛、そして日本酒、ビール、ワインなど)。よくよく考えてみればわかること。
いい菌はもっと身近に感じて、自分の中に取り入れて、健康に過ごせる毎日を送れるようにしたいですね。

F☆☆☆☆は安心?

2020年4月21日|カテゴリー「企画開発部
世間ではシックハウス症候群とか化学物質過敏症という言葉が知られるようになり、少しは改善されたかのように思われていますが、実際には減るどころか、むしろどんどん増えていっているようです。
明らかに建物が原因で病気が増えているにもかかわらず、どこのハウスメーカーも依然としてF☆☆☆☆という国の基準の合格商品を使っています。F☆とかF☆☆☆という星印は、ホルムアルデヒドの放散速度のバロメーター(F等級)で、☆が多くて放散速度が遅い建築材料ほど制限なしに自由に使えるわけです。(F☆☆☆☆が最高級とされる。)

今回は、「F☆☆☆☆は安心?」について、お話しします。

実は「F☆☆☆☆」は、ホルムアルデヒドしか測定しません。まるでホルムアルデヒドが“悪者”のようです。
ホルムアルデヒドは、ソテツの実にサイカシンというものとして存在します。シイタケ、魚のタラの身、リンゴやナシなどの食べ物や木の幹にも入っています。

ホルムアルデヒドは、体内では蟻酸になり、さらに分解されて尿として体の外へ出ていきます。たしかに高濃度のホルムアルデヒドはに接すると目が痛い、喉が痛いという症状が出ますが、これはホルムアルデヒドがたんぱく質を固める効果があって目や喉の粘膜を硬化するので、こうした症状が出るのです。
木を燃やすと煙が目にしみますね。まさしくあれがホルムアルデヒドの働きです。

燻製_美味しい料理_ ホルムアルデヒド_フォースター

この煙の中のホルムアルデヒドを肉に当てると、やはりたんぱく質を硬化させて肉の表面が固まり、ホルムアルデヒドの殺菌効果で保存食が出来上がるというわけです。これがベーコンやスモークサーモンなどの「燻製」です。

ちなみに、ホルムアルデヒドを水に溶かしたものをホリマリンといいます。物を腐らないようにするものです。
今までの建材は、腐らないように合板の中にホルマリンを入れていたのですが、それを取り除くだけで晴れてF☆☆☆☆になるというわけです。ホルムアルデヒド(ホルマリン)は接着剤ではなく、防腐剤なのです。

すると何が悪いのでしょう?
合板に入っているのはホルムアルデヒド以外には接着剤だけですが、実はこの接着剤に問題があるのです。
問題となる接着剤は、プラスチックを有機溶剤というもので溶かしてドロドロにしたもの。それを使って木を張ると有機溶剤が揮発して元のプラスチックになります。2枚の木の小さな穴にカギのようにプラスチックが挟まっているような状態です。

化学接着剤_合板_フォースター_F☆☆☆☆

ただし、木と木に挟まれている有機溶剤が残ったままになっているので、その有機溶剤がゆっくり出てきて室内の空気を汚染することになるのです。
ここでいう有機溶剤とは、ベンゼン環を含んだ脂溶性物質のことで、分かりやすくいうとシンナーなどです。私たちはシンナーをたくさん吸うと、脳を侵して萎縮させてしまいます。
その危険極まりないシンナーが、あなたの家の中に充満しているとしたらどうでしょうか。(引用:未来の家作りは、江戸時代に学ぶ。)

無添加住宅第1号邸_加えないという価値_飛鳥住宅_シックハウス改善

いかがでしたか。
今回は、「F☆☆☆☆は安心?」について、お話ししました。

F☆☆☆☆だから安心と思っていても、人によっては危険な場合もあるようです。性格や好みが人それぞれ違うように、体質も同じで人それぞれ個性があるのです。
シックハウスや、アレルギーにならないことが一番ですが、健康に暮らすためにも、日常に危険が潜んでいることも知っておきたいですね。

使う「木」の選び方。

2020年4月17日|カテゴリー「企画開発部
家の基本と言えば、やはり材木です。
昔、輸入などしていなかった時代の日本の家は、その土地にあるものを使って建てられていました。材料の木も地元の木を使い、地元の草を使ってきたのです。

今回は、「使う「木」の選び方。」について、お話しします。

当然、木にもいろいろな種類があり、その使い方も長い歴史の中で決められてきました。長い歴史は長い実験と同じことで、その貴重な実験結果に基づいて土台には桧(ヒノキ)やヒバ、柱にスギやひのき、梁や床板はマツ、また障子・襖には紙、畳にはイグサ、更に土壁と漆喰(しっくい)を使っていました。

構造材には虫やカビに強いもの、残りは虫には弱くとも人体に良いものを使うという考え方で、見事にバランスが取れています。
現在のように「健康住宅」と謳いながら、内装のすべてを杉板張りにしているようなアンバランスな家はほとんどなかったのです。

檜、桧(ひのき)林_無垢_柱に最適_コロナ

その理由は二つあります。

一つはスギやヒノキの弱い毒は、少しなら鎮静効果もあるのですが、多量になれば身体に良くないことがあります。
もう一つは、スギやヒノキは抗菌力があるので、食物が発酵できません。良い菌は漆喰につくので、しっくいを多用してスギやヒノキなどの木を少なくしたのです。

このように日本では、古くから人々の生活と住まいの絶妙なバランスを継承してきたのですが、戦後のアメリカからの文化の押し付けで、その良き伝統がすっかり消えてしまいました。

基本的に虫の多い地域に生えている木は、虫に強いことが証明されています。虫の多い熱帯に生える木は、虫から自分を守る技を備えていますが、その反対に北方系の木は虫に弱いのが特徴です。敵が少ないので防衛能力が低いわけです。アメリカ北部やカナダのトガなどはその代表で、シロアリの大好物です。

虫に対して防御するために、木が出している毒の種類も色々です。木の中に毒を含むもの(食べると毒)、木を切るなどして傷つけるとその切り口から毒が揮発して虫やキノコの侵入を防ぐもの、などがあります。


ちょっと木の話_抗菌・殺菌作用
傷を付けると揮発性の物質が出るものには大まかに2種類あります。
一つはスギやヒノキ、ヒバなどから出てくるαピネン類です。これは揮発性の油分(シンナーなどと似ている)で、弱い殺虫性があるので、虫たちを寄せ付けないのです。

またαピネン類は化学殺虫剤の参考物質となっていて、少量であれば人体に影響がないのですが、多すぎると問題になると思います。

もう一つの揮発性物質を出すものは、傷つけると酢酸(酢)を出す木で、その代表的なものがナラ(オーク)やクヌギです。カブトムシがこれらの木の汁を吸っているところに行くと、酸っぱい匂いがします。

その酸っぱい酢酸(酢)を出す熱帯の木が、シンゴン(無添加住宅の床板や建具の材料)です。この種の揮発性物質は「酢」ですので安心。この木を内装に使うことによって、化学物質過敏症(CS)の人やシックハウスの人も安心して住めるというわけです。(引用:完全無添加住宅の作り方)
カブトムシが集まる木は、やさしい木_オーク_クヌギ_シンゴン

いかがでしたか。
今回は、「使う「木」の選び方。」について、お話ししました。

無垢といっても、木の種類によって特徴があり、何でもかんでもムクだから良いというものではないのです。
適材適所で使う木を選び分けて、居心地のいい快適な家を建ててくださいね。

化学物質過敏症の人たちのためだけではない。

2020年4月15日|カテゴリー「企画開発部
「無添加住宅」ってなに?何が無添加なの?
シックハウス症候群でもアレルギーでもないから、別に無添加にこだわらなくても、普通に自然素材の家でいいわ。
そんな風に思っている方もおられます。
ですが、無添加住宅はすべての人が安全で安心して住める家を作りたい、それだけなのです。

今回は、「化学物質過敏症の人たちのためだけではない無添加住宅」について、お話しします。


特別、シックハウス症候群や化学物質過敏症の人たちのためだけに無添加住宅をおすすめしようと考えていません。全ての人が安全で安心して住める家「無添加住宅」を知っていただきたい。

実際には、シックハウス症候群や化学物質過敏症で困っている人たちの希望にも対応できるのは、おそらく無添加住宅だけだと思います。

家全体でなくても、一部屋だけ、無添加住宅にするという考え方でもいいでしょう。
実際に、寝室だけを無添加住宅仕様にするだけで、ずいぶんラクになったという人もいます。

シックハウス症候群_誰にでも起こりうる可能性がある_新型コロナウイルスだって

「早く古いアパートから移りたいのに引っ越せない、何とかできませんか」という、家を新築したものの、奥さまがシックハウス症候群で家に入ることができないという相談がありました。
せっかく家を建てたのに、もう一度建て替えるわけにはいきません。相談の結果、全面リフォームを行いました。壁や天井にアルミホイルを張り、漆喰を塗りました。(苦肉の策です。下の写真は、実際のものです。)

リフォームするためアルミ箔で覆った洗面所+キッチン_無添加リフォーム_建て替えは不可の場合の苦肉の策

2年間、新居に入ることができなかった奥様は、これでようやく入居できたそうで、喜んでくれました。
珍しい経験でしたが、このお施主様はお金持ちだからできたことです。普通の人には、こんなことはできません。

日本人は、長い間、土や木や紙の環境の中で生きてきました。
日本人の身体が、そういう中で暮らすように対応してきたのです。環境が少々変わっても人間の身体はそう変わるものではありません。
ですから無添加住宅のモデルハウスで、漆喰や無垢の木でできた家の中にいると居心地がいい、なんだか知らないけれどホッと安らぐのでしょう。

環境は昔のまま、でも生活は近代的、それが無添加住宅です。(引用:完全無添加住宅の作り方)

無添加住宅で暮らす_LDK_心地いい空間_ウイルス対策_ウイルスに強い

いかがでしたか。
今回は、「化学物質過敏症の人たちのためだけではない。」について、お話ししました。

自分だけは大丈夫だと思っているシックハウス症候群や化学物質過敏症。これは生まれつきでなるものではなく、普通に生活していてもなってしまう人もいるということを知っておきたい。
なるかならないか、不安に思って生活するよりも、はじめからシックハウスの原因がない室内環境の家を建てて暮らすのが、「家族の健康を守る」一番の得策ではないでしょうか。

「無添加住宅」はすべての人が安全で安心して住める家を作りたい、それだけなのです。

しっくいってなんぞや。

2020年4月14日|カテゴリー「企画開発部
「無添加住宅」聞いたことある!と知っていただけるようになったかなと思う今日この頃です。無添加住宅の特徴と言えば、やはり「無添加しっくい」ですよね。室内のまっ白な雰囲気が好きな方も、漆喰の効能、凄さにお気づきの方も、全く知らない方も、今一度無添加住宅のことを、ぜひ知っていただきたい。

今回は、「しっくいってなんぞや。」について、お話しします。

もともと日本の住宅の壁は、外壁も内壁も土や漆喰で塗られていました。ツルっとしたテカテカの白壁、伝統的な漆喰は、下塗り、中塗り、上塗りと、3度塗する必要がありました。

無添加住宅の漆喰の主成分は石灰岩です。石灰岩は、海底に堆積した貝殻や珊瑚(サンゴ)の死骸などが石になったもので、高温高圧のものとで大理石になります。貝も大理石も成分は同じカルシウムなのです。
漆喰ができるまで_しっくいの家_無添加住宅_調湿・消臭効果
この石灰岩を高温で焼いて、水を加えると消石灰(水酸化カルシウム)になります。これを脱水したものが漆喰のもとになります。
ここに、糸くずなどの繊維質(スサ)やぎんなん草(海藻)を混ぜて割れにくい漆喰にします。無添加住宅で使う漆喰は、この混ぜる材質や配合を独自に研究して、一度塗るだけでも充分なオリジナルの漆喰を開発しました。

漆喰は、それ自体の化学変化で固まる性質があります。内壁と天井は、吸湿、放湿性に優れ、家の中の空気を浄化してくれます。

漆喰は静電気を帯びない_無添加住宅_汚れないしっくい

漆喰は、煙草(タバコ)のヤニも付きません。また静電気が起こらないので、ほこりも寄せ付けないので、ビニールクロスのように黒ずみも起こりません。
漆喰がもし汚れたら、カッターやサンドペーパーで削ったりするだけでケアできます。年数がたって、どうしても汚れが気になるのなら、その上から補修用の漆喰を上塗りするだけできれいになります。

ビニールクロスでは得られない独特な質感もあり、弱アルカリ性なのでカビの発生も抑えます。
また、漆喰は耐火性、耐久性が高いので、日本では古くから城や土蔵に用いられてきました。ピラミッドの内壁や、古代ローマ・ギリシャの建物にも漆喰が使われていたようですが、その理由は明白でしょう。

こんなに優れた性能を持つ漆喰ですが、調合や水練りなどに手間と時間がかかるうえ、ひび割れが起きやすいという欠点がありますが、あるものを加えることでひび割れしにくい漆喰ができました。

それは、企業秘密ですが、食べられる、安全なものです。
一度塗りでもひび割れがしにくいオリジナルの漆喰をつくることができたのです。

市販されているほとんどの漆喰には、化学接着剤が混ざっています。サンプルを燃やしてみれば余計なものを含んでいるかどうかはすぐわかります。少しでも化学物質が混入していれば、燃やすと石油のような臭いがします。無添加住宅の漆喰は、化学接着剤は一切入っていませんから、石油の匂いも付いません。

サントリーニ島_ギリシャ_街並み_漆喰

漆喰に魅せられる理由の一つが、街並みに浮き上がるように輝く白壁の美しさ。白いペンキで塗った壁とは全く違います。
漆喰には水をたくさん使うので、しっかり乾くまでに時間がかかります。その間に純粋な炭酸カルシウムが結晶化して透明な方解石の結晶ができ、その結晶が太陽の光に反射して何とも言えない輝きを見せるのです。

しっくいの壁が傷んできたら、漆喰の粉を水で溶かして刷毛で上から塗って直します。これが乾けばまた石灰岩に変化し、周りと遜色なく、自然となじみキレイにできます。

ヨーロッパ各国や、中国、日本の伝統的な家はほとんど漆喰を使っています。
生石灰の色は、その国によって微妙に違うのも面白いと思います。スペインの漆喰壁はあくまでも白く、南フランスのはクリーム色、その土地の自然の色が出ています。


漆喰_塗り壁_無添加住宅_健康_安全_食べられる

無添加住宅の漆喰は、土を混ぜると浅黄色や黄土色、煤(すす)を混ぜればグレーの漆喰壁にすることもできます。

ですが、絵の具を混ぜて色をつくるのと同じで、漆喰に色を付けるということは、二度と同じ色が出せないということです。そのことを知っておくことも必要です。ですので広範囲の壁に、色を付けることはあまりオススメしません。

引用:「完全無添加住宅の作り方|2章なぜ無添加住宅をつくるようになったのか」著者 秋田憲司


柳井白壁通り_日本_伝統的な漆喰の白壁_無添加住宅

いかがでしたか。
今回は、「しっくいってなんぞや。」について、お話ししました。
無添加住宅について、まだまだ知ってほしいことがたくさんあります。それは、また別の機会に。

こちらもご覧ください。→→素材のはなし>漆喰|しっくい
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