スタッフブログ

食べられる家

2020年4月26日|カテゴリー「企画開発部
「無添加住宅」は食べられる家。
まるで「ヘンゼルとグレーテル」おとぎ話のようですね。

食べられるというのは、食べられるものを使って作っているのが「無添加住宅」。ただの、自然素材でつくった家ではないのです。
中でも特徴的なのは「米のり」。普通、接着剤は食べられません。何が入っているかわからないし、身体に悪そうで、怖くて食べる気にもならないですよね。
シックハウスの原因となる化学物質を使わない「無添加住宅」がなぜ安全かということを分かっていただけるはずです。

今回は「食べられる家」についてお話しします。

「無添加住宅」のいちばんの特徴は、接着剤にあります。
米で作った「米のり」や動物の骨や皮を煮て精製した「膠」を用いており、どちらも食べられるものです。
ドアやキャビネットの扉などには、米のりで貼り合わせた集成材を使います。その接着力は、木工用の合成接着剤と同等。しかも耐久性に優れ、防水をきちんとしていれば、たくさんのパーツを米のりで貼り合わせた仏像のように300年以上ももつことがわかっています。

米のり_大仏_300年以上もつ_仏像__無添加住宅_食べられる家

なぜ米のりがそんなに強いかというと、米は熱によってα化(高分子化)し、固まると植物繊維のセルロース、つまり木と同じようなものに変化するからです。

「米のりで貼り合わせた集成材は、剥がれてばらばらになりませんか?」と、よく聞かれますが、気温や湿度によって多少集成材が膨張したり収縮しても、米のり自体が木と一体化しているので、剥がれることはありません。

一方で、食べられるほど安全な米のりは、虫や菌にも好まれやすく、水に弱い欠点があります。一般の住宅メーカーが、なぜわざわざ体によくない化学接着剤を使い続け、安全な米のりを使わないのかといえば、化学接着剤は水に強くて安いからです。

体に悪い材料を使いたくないため、食べても大丈夫な「塩」を練り込めば、虫もカビも寄せつけないことを見つけたのです。
さらに、貼り合わせた集成材の上から柿渋を塗って、防水加工をします。柿渋のマルチな効果については後日で詳しく説明しますが、これで虫やカビもつかず、集成材がばらばらになることもありません。

動物(牛、鹿、ウサギなど)の骨や皮から作る膠は、ゼリーを作る材料のゼラチンや、化粧品や食品に使われるコラーゲンとまったく同じものです。膠ゼラチン = コラーゲン。つまりたんぱく質です。
膠は、高温では液体ですが、低温になるとすぐ固体化するという特性があります。この性質を生かして、古くから木や竹を貼り合わせる接着剤として利用されたり、絵 の具や墨を作る材料として使われてきました。

米のりは、接着するまでに1日以上かかりますが、膠はわずか5秒で接着できる優れた瞬間接着剤です。
逆に、膠は米のりのようなセルロース(植物繊維)ではないため、耐久年数として は40~50年しかもちません。そこで膠は、家具や集成材には使わず、早く接着させて、 上から圧力をかける床材の貼り付けに活用しています。

漆喰の場合も同じです。市販されているものには、化学のりが使われていますが、「無添加住宅」オリジナルの漆喰は、江戸時代に使われていた、「ぎんなん草」を使用しています。ぎんなん草は、みそ汁の具として食用もされている海藻です。ぎんなん草を溶かした「ふのり」は水に弱く、剥がしやすいので、障子の張替えに最適だったのです。

昔の人は、自然素材の特徴をうまく利用し、使い分けていたのだなと、つくづく感心してしまいます。(引用:化学物質を使わない、世界で一番自然に近い家無添加住宅!)

米のり_step_2_完成_無添加住宅

いかがでしたか。
今回は、「食べられる家」について、お話ししました。
安心して住める家づくりをしている、「無添加住宅」。 シックハウスの原因となる化学物質を使わない「無添加住宅」がなぜ安全かということがお分かりいただけましたでしょうか。

ぜひ一度、無添加住宅をご体感くださいね。

細菌は人の役に立つ

2020年4月24日|カテゴリー「企画開発部
アトピー性皮膚炎や花粉症など、何らかのアレルギーを持っている人が大変増えています。
子供のころの生活環境、つまり清潔すぎる環境が、アレルギーなどの病気を招く一つの要因になっているのではないでしょうか。

人間の身体には、無数の細菌が棲んでいます。皮膚の表面にも、口の中や鼻、目の中、おなかの中にもたくさんの細菌がいます。菌は、私たちの暮らしにとても重要な役割を果たしているようです。

今回は、「細菌は人の役に立つ」について、お話しします。

江戸時代の家_無添加住宅_家族の健康を守る

糠(ぬか)漬けは、おばあちゃんが混ぜるとおいしくなると言われています。生物学的にいうと、手のしわの間にいる乳酸菌が、糠床(ぬかどこ)を混ぜた時に入り込んで、酸っぱくておいしい旨味になるそうです。

ワインだって、昔はブドウを足で踏んでつぶしていたようです。足の裏の乳酸菌が、旨味を増してワインが美味しく仕上がるからです。今では足で踏む代わりに乳酸菌をそのまま入れて作っているようです。

菌を利用して作られる食べ物には、納豆、醤油、味噌、チーズ、ヨーグルト、キムチ、漬物、イカの塩辛、そして日本酒、ビール、ワインなど、いろいろあります。生活を見直してみると、昔から菌と共生しながら暮らしてきたようです。

不衛生で病気につながるような悪い細菌は排除しなければなりません。ですが、何でもかんでも除菌・抗菌してしまう生活が、体の抵抗力を奪い、逆に低下させているのかもしれません。(引用:化学物質を使わない、世界で一番自然に近い家)

チーズ+ヨーグルト_いい菌からできている_身体にいい_しっくいの家

いかがでしたか。
今回は、「細菌は人の役に立つ」について、お話ししました。
なんでもアルコール除菌をする日常ですが、生活に欠かせない細菌もいることを知っておくことも必要なのかもしれません。菌は不衛生だと思っていたのに、実は普通に食べていたなんて。(納豆、醤油、味噌、チーズ、ヨーグルト、キムチ、漬物、イカの塩辛、そして日本酒、ビール、ワインなど)。よくよく考えてみればわかること。
いい菌はもっと身近に感じて、自分の中に取り入れて、健康に過ごせる毎日を送れるようにしたいですね。

F☆☆☆☆は安心?

2020年4月21日|カテゴリー「企画開発部
世間ではシックハウス症候群とか化学物質過敏症という言葉が知られるようになり、少しは改善されたかのように思われていますが、実際には減るどころか、むしろどんどん増えていっているようです。
明らかに建物が原因で病気が増えているにもかかわらず、どこのハウスメーカーも依然としてF☆☆☆☆という国の基準の合格商品を使っています。F☆とかF☆☆☆という星印は、ホルムアルデヒドの放散速度のバロメーター(F等級)で、☆が多くて放散速度が遅い建築材料ほど制限なしに自由に使えるわけです。(F☆☆☆☆が最高級とされる。)

今回は、「F☆☆☆☆は安心?」について、お話しします。

実は「F☆☆☆☆」は、ホルムアルデヒドしか測定しません。まるでホルムアルデヒドが“悪者”のようです。
ホルムアルデヒドは、ソテツの実にサイカシンというものとして存在します。シイタケ、魚のタラの身、リンゴやナシなどの食べ物や木の幹にも入っています。

ホルムアルデヒドは、体内では蟻酸になり、さらに分解されて尿として体の外へ出ていきます。たしかに高濃度のホルムアルデヒドはに接すると目が痛い、喉が痛いという症状が出ますが、これはホルムアルデヒドがたんぱく質を固める効果があって目や喉の粘膜を硬化するので、こうした症状が出るのです。
木を燃やすと煙が目にしみますね。まさしくあれがホルムアルデヒドの働きです。

燻製_美味しい料理_ ホルムアルデヒド_フォースター

この煙の中のホルムアルデヒドを肉に当てると、やはりたんぱく質を硬化させて肉の表面が固まり、ホルムアルデヒドの殺菌効果で保存食が出来上がるというわけです。これがベーコンやスモークサーモンなどの「燻製」です。

ちなみに、ホルムアルデヒドを水に溶かしたものをホリマリンといいます。物を腐らないようにするものです。
今までの建材は、腐らないように合板の中にホルマリンを入れていたのですが、それを取り除くだけで晴れてF☆☆☆☆になるというわけです。ホルムアルデヒド(ホルマリン)は接着剤ではなく、防腐剤なのです。

すると何が悪いのでしょう?
合板に入っているのはホルムアルデヒド以外には接着剤だけですが、実はこの接着剤に問題があるのです。
問題となる接着剤は、プラスチックを有機溶剤というもので溶かしてドロドロにしたもの。それを使って木を張ると有機溶剤が揮発して元のプラスチックになります。2枚の木の小さな穴にカギのようにプラスチックが挟まっているような状態です。

化学接着剤_合板_フォースター_F☆☆☆☆

ただし、木と木に挟まれている有機溶剤が残ったままになっているので、その有機溶剤がゆっくり出てきて室内の空気を汚染することになるのです。
ここでいう有機溶剤とは、ベンゼン環を含んだ脂溶性物質のことで、分かりやすくいうとシンナーなどです。私たちはシンナーをたくさん吸うと、脳を侵して萎縮させてしまいます。
その危険極まりないシンナーが、あなたの家の中に充満しているとしたらどうでしょうか。(引用:未来の家作りは、江戸時代に学ぶ。)

無添加住宅第1号邸_加えないという価値_飛鳥住宅_シックハウス改善

いかがでしたか。
今回は、「F☆☆☆☆は安心?」について、お話ししました。

F☆☆☆☆だから安心と思っていても、人によっては危険な場合もあるようです。性格や好みが人それぞれ違うように、体質も同じで人それぞれ個性があるのです。
シックハウスや、アレルギーにならないことが一番ですが、健康に暮らすためにも、日常に危険が潜んでいることも知っておきたいですね。

使う「木」の選び方。

2020年4月17日|カテゴリー「企画開発部
家の基本と言えば、やはり材木です。
昔、輸入などしていなかった時代の日本の家は、その土地にあるものを使って建てられていました。材料の木も地元の木を使い、地元の草を使ってきたのです。

今回は、「使う「木」の選び方。」について、お話しします。

当然、木にもいろいろな種類があり、その使い方も長い歴史の中で決められてきました。長い歴史は長い実験と同じことで、その貴重な実験結果に基づいて土台には桧(ヒノキ)やヒバ、柱にスギやひのき、梁や床板はマツ、また障子・襖には紙、畳にはイグサ、更に土壁と漆喰(しっくい)を使っていました。

構造材には虫やカビに強いもの、残りは虫には弱くとも人体に良いものを使うという考え方で、見事にバランスが取れています。
現在のように「健康住宅」と謳いながら、内装のすべてを杉板張りにしているようなアンバランスな家はほとんどなかったのです。

檜、桧(ひのき)林_無垢_柱に最適_コロナ

その理由は二つあります。

一つはスギやヒノキの弱い毒は、少しなら鎮静効果もあるのですが、多量になれば身体に良くないことがあります。
もう一つは、スギやヒノキは抗菌力があるので、食物が発酵できません。良い菌は漆喰につくので、しっくいを多用してスギやヒノキなどの木を少なくしたのです。

このように日本では、古くから人々の生活と住まいの絶妙なバランスを継承してきたのですが、戦後のアメリカからの文化の押し付けで、その良き伝統がすっかり消えてしまいました。

基本的に虫の多い地域に生えている木は、虫に強いことが証明されています。虫の多い熱帯に生える木は、虫から自分を守る技を備えていますが、その反対に北方系の木は虫に弱いのが特徴です。敵が少ないので防衛能力が低いわけです。アメリカ北部やカナダのトガなどはその代表で、シロアリの大好物です。

虫に対して防御するために、木が出している毒の種類も色々です。木の中に毒を含むもの(食べると毒)、木を切るなどして傷つけるとその切り口から毒が揮発して虫やキノコの侵入を防ぐもの、などがあります。


ちょっと木の話_抗菌・殺菌作用
傷を付けると揮発性の物質が出るものには大まかに2種類あります。
一つはスギやヒノキ、ヒバなどから出てくるαピネン類です。これは揮発性の油分(シンナーなどと似ている)で、弱い殺虫性があるので、虫たちを寄せ付けないのです。

またαピネン類は化学殺虫剤の参考物質となっていて、少量であれば人体に影響がないのですが、多すぎると問題になると思います。

もう一つの揮発性物質を出すものは、傷つけると酢酸(酢)を出す木で、その代表的なものがナラ(オーク)やクヌギです。カブトムシがこれらの木の汁を吸っているところに行くと、酸っぱい匂いがします。

その酸っぱい酢酸(酢)を出す熱帯の木が、シンゴン(無添加住宅の床板や建具の材料)です。この種の揮発性物質は「酢」ですので安心。この木を内装に使うことによって、化学物質過敏症(CS)の人やシックハウスの人も安心して住めるというわけです。(引用:完全無添加住宅の作り方)
カブトムシが集まる木は、やさしい木_オーク_クヌギ_シンゴン

いかがでしたか。
今回は、「使う「木」の選び方。」について、お話ししました。

無垢といっても、木の種類によって特徴があり、何でもかんでもムクだから良いというものではないのです。
適材適所で使う木を選び分けて、居心地のいい快適な家を建ててくださいね。

化学物質過敏症の人たちのためだけではない。

2020年4月15日|カテゴリー「企画開発部
「無添加住宅」ってなに?何が無添加なの?
シックハウス症候群でもアレルギーでもないから、別に無添加にこだわらなくても、普通に自然素材の家でいいわ。
そんな風に思っている方もおられます。
ですが、無添加住宅はすべての人が安全で安心して住める家を作りたい、それだけなのです。

今回は、「化学物質過敏症の人たちのためだけではない無添加住宅」について、お話しします。


特別、シックハウス症候群や化学物質過敏症の人たちのためだけに無添加住宅をおすすめしようと考えていません。全ての人が安全で安心して住める家「無添加住宅」を知っていただきたい。

実際には、シックハウス症候群や化学物質過敏症で困っている人たちの希望にも対応できるのは、おそらく無添加住宅だけだと思います。

家全体でなくても、一部屋だけ、無添加住宅にするという考え方でもいいでしょう。
実際に、寝室だけを無添加住宅仕様にするだけで、ずいぶんラクになったという人もいます。

シックハウス症候群_誰にでも起こりうる可能性がある_新型コロナウイルスだって

「早く古いアパートから移りたいのに引っ越せない、何とかできませんか」という、家を新築したものの、奥さまがシックハウス症候群で家に入ることができないという相談がありました。
せっかく家を建てたのに、もう一度建て替えるわけにはいきません。相談の結果、全面リフォームを行いました。壁や天井にアルミホイルを張り、漆喰を塗りました。(苦肉の策です。下の写真は、実際のものです。)

リフォームするためアルミ箔で覆った洗面所+キッチン_無添加リフォーム_建て替えは不可の場合の苦肉の策

2年間、新居に入ることができなかった奥様は、これでようやく入居できたそうで、喜んでくれました。
珍しい経験でしたが、このお施主様はお金持ちだからできたことです。普通の人には、こんなことはできません。

日本人は、長い間、土や木や紙の環境の中で生きてきました。
日本人の身体が、そういう中で暮らすように対応してきたのです。環境が少々変わっても人間の身体はそう変わるものではありません。
ですから無添加住宅のモデルハウスで、漆喰や無垢の木でできた家の中にいると居心地がいい、なんだか知らないけれどホッと安らぐのでしょう。

環境は昔のまま、でも生活は近代的、それが無添加住宅です。(引用:完全無添加住宅の作り方)

無添加住宅で暮らす_LDK_心地いい空間_ウイルス対策_ウイルスに強い

いかがでしたか。
今回は、「化学物質過敏症の人たちのためだけではない。」について、お話ししました。

自分だけは大丈夫だと思っているシックハウス症候群や化学物質過敏症。これは生まれつきでなるものではなく、普通に生活していてもなってしまう人もいるということを知っておきたい。
なるかならないか、不安に思って生活するよりも、はじめからシックハウスの原因がない室内環境の家を建てて暮らすのが、「家族の健康を守る」一番の得策ではないでしょうか。

「無添加住宅」はすべての人が安全で安心して住める家を作りたい、それだけなのです。
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