無添加住宅の特性

ナチュラルな質感、雰囲気を好み、自然素材の家を建て、住んでみてから「これって欠陥?」と思うこともあるかもしれません。
新建材はお手入れもラク、狂いも少ないですが、自然素材は新建材と同じような性質を求めることはできません。

自然素材・無垢を使うからこそ起こる、隙間や床鳴りがあります。それを欠陥と捉えず、素材の特性と考えています。
これら天然素材の特性をご理解いただいたうえで、無添加住宅をお考えいただければ幸いです。

無添加しっくい

しっくいは世界中で愛されてきた伝統的な建材です

無添加住宅_しっくいは世界中で愛される
5000年前、ピラミッドの内部には、漆喰が使われました。
しっくいはその後、エジプトからヨーロッパ各地へ広められたほか、シルクロードを通って中国へ。
日本へは1300年前に伝えられたと言われています。

昔の生活は、今ほど衛生的でなかったため、健康を保ちながら暮らすのは大変なことでした。人々は、様々な知恵で暮らし方を工夫する中で、その経験から「しっくい壁の家に住む人は病気になりにくいようだ」と、漆喰の良さを知り、生活に役立てたのです。

しっくいは、防火と耐久性に優れているため、蔵やお城にも用いられました。長い時間をかけて人々の信頼を得てきた、安心安全な建材です。

しっくいが、発酵食品をおいしく育みます

イラスト_発酵食品_漆喰壁_蔵
弱アルカリ性の漆喰の部屋では、麹菌(こうじきん)は延期に活動できますが、他の菌は死んでしまいます。

この働きを活用して、中国や日本では食品を発酵させ、醤油やみそ、お酒などを作ってきました。ヨーロッパでは、ワインや生ハム作りに役立てられています。

ここで言う「しっくい」は化学物質の糊剤を混ぜた、よくある漆喰ではありません。天然素材100%の「無添加しっくい」そのものなのです。

昔ながらの漆喰壁の蔵や部屋、建物は100年、200年の時を重ねて今も大活躍しています。

無添加しっくいは、インフルエンザの菌もやっつける

無添加しっくい_インフルエンザをやっつける_無添加住宅
しっくいには、インフルエンザのウイルスを、たちまち死滅させる働きがあります。
鳥インフルエンザが発生した時、鶏舎に消毒剤として石灰が撒かれる様子が、ニュースなどで報道されました。石灰と漆喰は同じ成分です。

「無添加しっくい」に、インフルエンザのウイルスを付着させる実験をしたところ、2分経過でウイルスが99.9%減退する結果が得られました。インフルエンザの感染力を、急激に低減させたのです。(NPO法人・バイオメディカルサイエンス研究会の実験)

「無添加しっくい」は現在、病院や保健施設などでも幅広く用いられています。

無垢材

生きているから呼吸する「無添加ムク材」

無添加ムク材_無添加住宅_木は呼吸している
無垢材は、大自然の中でじっくり年月をかけて育ってきた天然素材なので、色や木目、風合いに豊かな味わいがあります。
また、板材となっても呼吸しているので、調湿機能があり、室内に用いると心地よく過ごせます。
その一方で、季節によっては隙間ができたり、床鳴りしたりすることもあります。
それらを無くし、また汚れを防ぐことを目的に、近年ではウレタン塗装をする方法もあります。

しかし、それは無垢材本来の「呼吸する」良さを損ねることにもつながりますので、無添加ムク材は、自然のままでこそ真価を発揮します。

漆喰と木材の間には必ずといっていいほど“隙間”ができます。


※これは無垢の木材が縮んだ事によるもので、決して欠陥ではありません。
※漆喰は湿気を吸湿しますが、保水能力を超えた場合は結露を起こします。室内での加湿器の多用はお控えください。



~無添加住宅で使用する材料は防虫処理をしていないため、まれに下記のような虫が発生する場合があります~

キクイムシ・シバンムシ:これらは木に発生する虫です。このような虫は塩水を注入して殺虫します。

チャタテムシ:薬剤に弱い虫です。人に害を及ぼすことはありません。こまめに掃除をする事で減ります。
漆喰が乾燥していない時などに発生します。大量に発生した時はアルコールなどでその場所を清掃します。

シミ:薬などに非常に弱い虫です。ほこりなどを食べる益虫とされています。
こまめな掃除や古いダンボールなどを片付けると発生しなくなります。