無添加住宅のセルフメンテナンス方法

家は建てて終わりではありません。何もせずに、新築のきれいな状態が続くわけではありません。
今も、10年後も、30年後も、その時々の暮らしに合わせて、正しく丁寧に住んであげると建物は長持ちします。

素材に合った、お手入れ方法

白いしっくい壁はやがて雨や風で汚れてきます。しかし、それは無添加住宅の特徴である、壁自身が通気する性能のためです。漆喰壁は多孔質であるため雨が降ると水分を吸収しますが、晴れると水分を放湿する性質を持っています。そのため、水分の蒸発が遅れる北側の壁や、日当たりの悪いところ、庇の内壁面では、空気中の微生物などが付着して黒く点状に汚れ始め、コケなどが発生することがありますが、構造上は問題ありません。

【お手入れ方法】
サッシ際の雨だれなどは、ブラシで水洗いするだけでも随分きれいになります。また、クエン酸5%水溶液を作りスプレーで吹きかけると、クエン酸が漆喰の表面を溶かして、汚れも一緒に洗い流すことができます。
洗浄後は水道水で酸を十分洗い流します。クエン酸洗浄は漆喰を塗って1年以上経ってからお試しください。
大きな面で汚れてきた場合は、一面をしっくいで上塗りする方が良いでしょう。
しっくいの表面が乾燥するまでに、季節によっては2週間程かかります。
新築時から半年程は、結露が発生しやすくなりますので、除湿や換気をこまめに行ってください。(完全乾燥は、木造で約半年)漆喰の独特の臭いも、乾燥とともにしなくなります。
また、加湿器の仕様はできるだけ抑えてください。漆喰の吸湿・保水能力を超えた場合、結露を起こしカビの原因となります。湿度70%を超えると除湿が必要となります。
天井や壁などにホコリ毛玉が付いた場合は、薄いポリエチレンのエンボス付き手袋で壁をなでるように擦るときれいに取れます。

落書きや、万が一カビが生えた場合などは、サンドペーパーまたはカッターナイフで削り落とし、でんぷん糊を塗ってください。

【お手入れ方法】
落書きや、万が一カビが生えた場合などは、サンドペーパーまたはカッターナイフで削り落とし、でんぷん糊を塗ってください。
天井や壁などにホコリ毛玉が付いた場合は、薄いポリエチレンのエンボス付き手袋(100円ショップやホームセンターなどで手に入る、使い捨ての手袋。ゴム手袋は×)で壁をなでるように擦るときれいに取れます。

※特にダイニングなどの油を含んだホコリは、掃除機や毛バタキ・雑巾などでは取れません。さらにホコリが付着して広がるので使用しないでください。

水と補修用しっくいの量の目安は1:1です

【補修方法】
欠けた場合は、「補修用しっくい」に水を加えて充填してください。小さなキズなら、水に溶かした漆喰を塗りこむだけで補修できます。

【塗り替え方法】
漆喰がついてはいけない部分(床など)を養生します。補修用しっくいに水を入れて溶かし、やわらかくなったら目立たないところで試し塗りをしてください。(水と補修用しっくいの量の目安は1:1です)

※補修用しっくい:通常の漆喰から繊維分を取り除いて、ちょっとした補修に使用できるように開発した商品です。
補修作業などで木部がしっくいで汚れた場合は、すぐに酢で拭き取ります。しっくいが乾いてしまった場合は強酸の薬品(シュウ酸・希塩酸など)を塗って2~3分してから拭き取ります。なお、薬品の取り扱いには十分ご注意ください。
無垢床は、空気が乾燥する冬場は、床板と床板の間に隙間が空きますが、梅雨時期になると元に戻ります。

【無垢材の特徴】
空気が乾燥する冬場は、床板と床板の間に隙間が空きますが、梅雨時期になると元に戻ります。
ホットカーペットや床暖房・温風暖房器具の使用時にも隙間が空くことがあります。(ホットカーペットの連続使用に関しては特に注意が必要です。)

無垢床材は、収縮するため床鳴りがする場合があります。響くような高い音は、床がなじんでくると次第に納まります。
【お手入れ方法】
表面にかさつきを感じるようになったら、ワックス塗りをしてください。

無垢材の凹みの補修は、へこんだ箇所に水を含ませます。

【補修方法】
凹みの補修は、へこんだ箇所に水を含ませます。スチームアイロンでもOKです。
しばらくすると木の繊維に水分がしみこみ、ほとんど元通りに復元されます。繊維質が切れてしまったキズは復元できません。

水を全体に含ませ汚れを浮かせて、デッキブラシなどで水洗いしてください。次第に自然なツヤが出てきます。

【お手入れ方法】
外部石材(玄関ポーチの御影石など)
水を全体に含ませ汚れを浮かせて、デッキブラシなどで水洗いしてください。次第に自然なツヤが出てきます。
また、高圧洗浄機でも汚れを落とすことができます。

コーラルストーンの黒い汚れは、アルコールで掃除します。黒いシミが取れない場合は、塩素系洗剤で漂白します。
※塩素系洗剤は人体に害がありますので、使用時は注意が必要です。

キッチンのシンク・浴槽・洗面ボールなどのホーロー製品の水垢は、メラミンフォーム系スポンジで磨いてください。

【お手入れ方法】
キッチンのシンク・浴槽・洗面ボールなどのホーロー製品の水垢は、メラミンフォーム系スポンジで磨いてください。
クローゼットなどの折戸は、使っているとキュルキュルという音が発生しますが、その場合は潤滑剤をつけてください。

【お手入れ方法】
天然素材の特性上、湿度により収縮、反り、小さな亀裂が発生します。作動に影響がある部分は削り調整、おがくずを入れた米のり、市販の木パテなどで補修します。

カビが生えた場合は、消毒用アルコールで拭き取ってください。

クローゼットなどの折戸は、使っているとキュルキュルという音が発生します。その場合は市販の潤滑剤をつけてください。

また、金物がゆるんでいないか定期的に点検し、締め付けをしてください。

【お手入れ方法】
真鍮の表面をクリア塗装しているものは、塗装が剥がれて変色するため研磨材なのは使わずに乾拭きか、水拭きをしてください。水栓金具は、いつも乾いた状態にしてください。
無塗装のものは時間の経過により、自然なブロンズ色に変化します。また、ブラスクリーナーなどで磨くと、輝きが戻ります。
その場合、化学物質過敏症の方は、重曹や灰汁を使って磨いてください。
アイアン仕上げの場合は、乾拭きをします。
サビが出てくるようであれば、薄く油を付けて拭き上げてください。(中性洗剤は使用しないでください。)

上記のようなお手入れをするための道具が一式揃った「無添加お手入れセット」を、お引渡し時にお渡ししています。
「無添加住宅お手入れセット」に入っているセット内容、使い方、お手入れの仕方をご紹介します。

※「無添加お手入れセット」のお渡しは、無添加住宅のオーナー様に限ります。

お引渡しの際にお渡ししている、無添加住宅お手入れセットは、家中のメンテナンスができ、1セットあるととても重宝します。

【お手入れセットに入っているもの】
オリジナル天然無添加ワックス、温湿度計、カッター、クエン酸、軍手、ゴム手袋、シャボン玉せっけん、スポイト(注射器型)、スポンジ、セスキ炭酸ソーダ、ぞうきん、万能油、ピカール、プラスドライバー、補修用しっくい、メラミンフォーム、養生テープなど(五十音順)

これらはメンテナンス・補修に限らず、家にあったら便利な道具が入っています。

※イラストは、イメージです。実際とは異なる場合がございます。
「無添加住宅お手入れセット」の使い方、お手入れの仕方をご紹介します。
詳しくはこちらをご覧ください。>>無添加お手入れセットの使い方<<
オーナー様のための住まいの補修、お手入れ、メンテナンスの方法などの勉強会を開催しています。
無垢床のキズや凹みの直し方、ピカールの使い方、キャビネットなどの扉の丁番調整の仕方などをお伝えしています。

実際に家でやってみる前に試したいという方は、メンテナンス講座へご参加ください。
オーナー様の暮らしに役立つ情報をブログやYouTubeで発信しています。
お困りの時、過去の記事を検索してみると、お探しの情報が見つかるかもしれません。



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